いずみがおか広場
人々の活動の場となるコミュニティ型の広場へのリニューアル
「いずみがおか広場」は、1967年にまちびらきした泉北ニュータウンの泉ヶ丘駅の地区センターの広場として整備され、約50年が経過していた。今回のリニューアルにおけるコンセプトは、改修前の「噴水広場」が噴水やモニュメントといった『モノ』が主役の広場から、広場における人々の活動を演出し、コミュニティを形成する『コト』が主役の広場へ変容させることである。
広場をデザインするに際して、広場が泉ヶ丘駅と商業施設を繋ぐ役割もあるため、人の動線に配慮しつつ、たまりの空間としての機能を持たせることを考えた。人の動線については、歩行者を視覚的に誘導する舗装デザインとし、たまりの空間としては多種多様な地被・低木・高木の『みどり』を持ち込むことで、潤いのある爽やかなガーデン広場とした。
『コト』を生むデザインとしては、「ハレ」の日を演出するイベントの開催がしやすいように常設型のステージを設置し、広場のオープン後から多くのイベントの開催を行っている。一方、「ケ」の日である日常の利用については、中心部にある人工芝広場に高低差を設けることで、平坦な広場空間にインパクトを与え、いつも誰かが座ったり、寝転んだりして思い思いの使い方ができるよう配慮した。さらに、列状に新設した植栽桝と一体となったベンチでは、隣接するコーヒーショップで購入したコーヒーを片手にゆっくりとした時間を過ごすことを意図とした。
※2022年4月 複合ビル建設の為、撤去
- 名称
- いずみがおか広場
- 所在地
- 大阪市堺市
- 規模
- 面積 約1,350m2
- 竣工
- 2016年4月
- 主要用途
- 駅前広場
- デザイナー
- 長濱伸貴、近藤秀樹、猪尾香
- 受賞