E-DESIGN|Landscape design, Architectural design, Construction

釜石祈りのパーク

名称
釜石祈りのパーク
所在地
岩手県釜石市鵜住居町第16地割71-2
規模
4,900m²
竣工
2019年3月
主要用途
メモリアルパーク
デザイナー
長濵伸貴、石原康宏、島葵
受賞

岩手県釜石市の三陸鉄道鵜住居駅前には、「東日本大震災の記憶や教訓を将来に伝えるとともに、生きることの大切さや素晴らしさを感じられ、憩い親しめる場」として、複数の公共施設を一体的に配置したエリアが広がる。防災学習の施設や観光交流拠点、そして今回の応募作品である「釜石祈りのパーク」などで構成され、周辺には「釜石鵜住居復興スタジアム」なども整備されている。

応募作品「釜石祈りのパーク」は「津波による犠牲をなくし、未来の命を守るために」を基本理念とし、東日本大震災の犠牲者を慰霊、追悼する施設として2019年3月に竣工したものである。

鵜住居駅前地区の浸水高(11メートル)を表す津波高のモニュメント、犠牲になられた方のご芳名板と献花台を備えた東日本大震災慰霊碑、防災市民憲章の碑、多くの方々が犠牲となった鵜住居地区防災センターの跡地であることを記す防災センター跡地碑から構成される。

<設計プロセス>

●設計理念

東日本大震災による甚大な被害を被った釜石市において、犠牲者慰霊追悼施設が被害状況の大きかった鵜住居地区の防災センター跡地に整備されることとなった。当該施設(メモリアルパーク)のあり方について、遺族や市民、学識経験者などを含む検討委員会で、数年に渡り議論がなされた。その結果、「未来への手紙」という考え方をカタチとして結実させたのが「釜石祈りのパーク」である。犠牲者への慰霊・追悼の他、繰り返しもたらされる津波被害に対して、未来の命を守るメモリアルとしたいという、犠牲者を代弁するような遺族や市民の強い決意がそこにはあった。その基本理念のもと、敷地全体を丘状(墳墓状)とし、耐候性鋼板(鉄の町であることも考慮)を使用することで震災の記憶と教訓を後世に継承するメモリアルパークを実現することを目指した。

PROJECT