E-DESIGN|Landscape design, Architectural design, Construction

草津川跡地公園(区間2・区間5)

草津川跡地公園は「市民に愛された堤防桜並木と天井川の地形を継承し、市民が集いやすい都市空間としての草津の新名所」をコンセプトとしている。

琵琶湖から東海道新幹線までの全長約7kmの草津川跡地を工区分けし、メロン街道から浜街道の区間を2工区、JR草津駅に近く東海道と中山道が合流する区間を5工区として市民活動と商業のにぎわいの中心となるよう整備した。

計画から供用開始までワークショップ等を通して市民の意見を設計に反映する等、行政・市民・学校・商業など多様な主体が参画し、供用後の運営にも市民の参加を視野に入れた設計・施工を行った。一方で市民活動団体を計画段階から立上げ、供用開始時には活動が行われている状態を目指した。

供用後の運営体制としては市民活動・民間商業・植栽管理の専門部会が連携する管理運営会議を設け、公園での多様な活動をサポートし、市民同士の交流を促すことで、市民に愛され継続的に利用される公園を目指している。さらに、会議室・占用空間の貸出しや公園内商業等の収益活動により、地域の魅力・人材を引き出すイベントを支え、持続可能な運営を地域と連携して行っている。草津川跡地公園は供用開始から4年が経過し、多くの市民に親しまれる憩いの場として大きなにぎわい が形成され、草津市を代表する公園となった。

また、草津川跡地公園マネジメント・パートナーズ(代表企業:京阪園芸株式会社 構成企業:株式会社 E-DESIGN  (市民活動支援:株式会社 studio-L)が 2020 年 4 月より第 2 期指定管理業務 (2020 年4月~2023 年 3月 ) を担い、弊社は設計から管理まで行えるランドスケープ設計会社として、「かたち・しくみ・うごき」を一体的にデザインしている。

名称
草津川跡地公園(区間2・区間5)
所在地
滋賀県草津市
規模
区間2:延長 約5.6ha(約1.2km) 区間5:延長 約3.8ha(約0.9km)
竣工
2017年4月
主要用途
都市公園
デザイナー
忽那裕樹、山田匡、近藤秀樹、中谷丞※、稲垣真生※、猪尾香里※(※元所員)
受賞
第33回都市公園等コンクール特定テーマ部門
国土交通大臣賞受賞
土木学会デザイン賞2019優秀賞

PROJECT